OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

G3'05 Japan Tour 愛知県芸術劇場

会社から県芸まで徒歩15分くらいなので歩いて行こうと思ってたのに、やはりGW明けは甘くなく、会社を出たのは開演10分前を切ってました。
即、タクシー拾って
愛知県芸術劇場まで!」
と言ったら、若くてピチピチでおとこまえな運転手さんが
「…えーと、どっちの方でしょう…」
一瞬、真っ青になったけどどうにか開演直後に飛び込めました。


音がどうとか技術がどうとかいうのは、たくさんの人が語っていると思うので素人の視点でどーでもいいことをいろいろ。


★ジョン・ペトルーシ
ステージ観てまず思ったのが
「…なんで土方のオッサンがドラム叩いてんの…」
ペトルーシの後ろにはヘルメットかぶってタイコ叩いてるオジサンが。
しばらく考え込んで、この男が世界に名だたるドラマーだったのを思い出しました…。

John Petrucci(G)
ドリームシアターの時同様、ほとんどステージアクションはないのですが、私はそこがいいなーと思ってます。余計な装飾無しでギターの音が聴ける彼のステージを楽しむのは盆栽を愛でるのと似ているような気がする……って盆栽の趣味はナイんですがなんとなく。
Mike Portnoy(Dr)
いつもの要塞セットと違い、ドラムは凄いシンプル。ワンバスのポートノイというのが不思議でした。それにしても、だぼっとした開襟シャツにハーフパンツなので、遠目にはなんか甚平を着てるように見えます。そして何故ヘルメット…(被ったり脱いだり)。
Dave LaRue(B)
足下に何かあるの?っていうくらい下を向きっぱなし。



スティーヴ・ヴァイ
ヴァイとビリーの二人羽織弾きに「おおっ、お好み演芸会!(byポツダム巨人軍)」と思った名古屋の観客は多かったとか多くなかったとか。

Steve Vai(G)
髪をなびかせてギターを弾く姿がデフォルトな方ですが、扇風機持参とは思いもせず。「The Audience Is Listening」とか「For The Love Of God」とか、普段聴くしか出来ない曲を「生で観てる」というのが夢のようでした。
Billy Sheehan(B)
真っ赤なレザーパンツを履いた足の長いこと。え、上げ底?(必要なのか?)ステージで凄く見映えのする人です。
Tony MacAlpine(G&Key)
ギタリストとしての見せ場は無かったけど、ギターを片手に、あるいは背負ってキーボード弾いてる姿のカッコいいったら。今回、私的男前No.1でございました。
Jeremy Colson(Dr)
上半身ハダカなのはデフォ?タイトなドラムの腕もですが、タトゥーびっしりの腕にも目を奪われました。
Dave Weiner(G)
ビリー・シーンの隣にいたせいもあるけどちっちゃい!奥ゆかしい(?)人なのか、上手の奥に隠れがちで最上手の人は見えない時もあったのでは。



ジョー・サトリアーニ

Joe Satriani(G)
帽子にグラサン着用という定番スタイルに「ホントにサトリアーニだわあ…♪」とうっとり。派手すぎず地味すぎずなステージングが彼らしい。
Matt Bissonette(B)
「キラクニ」という日本語にはちょっとびっくり。「Take it easy?HAHAHA」とサッチと笑いあってました。
Jeff Campitelli(Dr)
なぜかセットの後ろにチキン(羽をむしった状態)のおもちゃが飾ってあり、思わず「後ろには2羽ニワトリがいる」と早口で言いたくなりました…。お腹押さえたら「グエー」とか鳴いてたなー。
Galen Henson(G)
ツアーマネージャー兼ギタリストだそうで、事務職っぽいというか会社の同僚にいそうな感じのルックスが親しめます。



★Jam Session
DEEP PURPLE「SMOKE ON THE WATER」で個人的に凄く驚いたことがあるのだけど…あまりにも馬鹿馬鹿しすぎるのでナイショ。メインボーカルを取ったマット・ビソネッティがなかなか良い声でした。


ロックには向かない県芸だったので音を心配してたけど、思ってたより良かったです。会場は満員にはほど遠いけど(3F以上はまあ無理だと思ってました)2F席まで一応埋まってましたね。
名古屋はノリが悪いってよく言われますが、そんなに悪く無かったですよ。普通のロックバンドのライブとは楽しみ方が違って当然だし、テクニカル志向のライブをじっくり観たい、聴きたい人は多くて当たり前。演る方も観る方も自分なりの愉しみ方をしてたんじゃないでしょうか。
私はもう楽しかったの通り越して幸せでした。やっぱりDVDとかで観るのとは違うもんね…。
ハズカシイくらい乙女モードで観てました。メインギタリスト3人だけでなく、みんなカッコよかった。


この余韻で2,3日生きていけそうなのに、そうさせてくれないジューダス・プリーストにちょっとムッカリ。
そんなわけで、明日はジューダス・プリーストです。