OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

YURAサマ・元帥・メタルの 「アラジンとスターオーシャンの秘宝」 ダイアモンドホール

出演:YURAサマ(Psycho le Cemu) / 楠本柊生帝國元帥(第14帝國) / 吉田メタル(劇団☆新感線) / Gargoyle / 涼平(彩冷える) / マコト(ドレミ團) / てんてん(KuRt ) / 永滝元太郎(劇団M.O.P.) with銀河警察音楽隊 / 三上史剛 / 矢崎まなぶ / 藤川三郎(文学座) / 加藤学 / 武田浩二(アクションクラブ) / 立川志の吉 / 最鋭輝 / なすび


今日、昨日の大阪公演を終えて名古屋にバスで向かう(先発した元帥とKATSUJI以外の)メンバー。オフィシャルサイトの出演者日記で出発後から「運転が荒い」という実況に心配してたらお約束のようにぶつかるというオチが。早速、志の吉さんが舞台でネタにしておりました(笑)。


ストーリーを追って感想を書くのは難しいので、各出演者ごとでまとめ。

YURAサマ[座長・プロデュース・看板役者♪]
今回の座長。主役ということでセリフ、歌、ダンスと1番大変だったはずですが頑張ってました。顔立ちとか凄く舞台映えのする人なんだけど、個人的にはもうちょっと声が良ければなあと思ってます。「理想郷旅行〜ガイドディスク〜」のあのセリフを再現させられてたのにウケました。「愛など捨ててやる!」(笑)
楠本柊生帝國元帥[演出・脚本・不死鳥]
演出、脚本担当。(最後までの)脚本が上がったのは5月30日だったというのはなすび氏談
吉田メタル[役者頭・ガラクタ部長・ぷち番長]
出演者の中でベストオブ男前だと思います。ただ、いなくてもストーリーは進むような気がしたのは気のせいですか(-_-;)。でもカッコいいからいいのだ。次回はぜひメタル座長公演が観たいものです。
KIBA[牙国王・神風ギャング団ボス]
今回の影の主役様。曲も芝居もこの方のおかげで引き締まったんじゃないでしょうか。でもカワイコちゃんたち(ヴィジュアル系3人組)を侍らすのが似合いすぎ(爆)。あのメジャー業界裏話、○○○○○○○かと思ったんですがどーなんでしょ。(KIBAさんが「解ってもぜったい言うな!書くな!」というので書きませんけど)
Gargoyle[神風ギャング団]
バトルガーゴイルという時点で、このひとたち悪役だわ、と解りやすくてステキ(笑)。妖怪8人を従えての「ガキ帝国」のヘドバンは圧巻でした(名シーンの1つに挙げたいです)。でもちょっとマイケル・ジャクソンの「スリラー」みたいだなーと。冒頭の弾丸を素手で止めてバラバラッと落とすのは式典「ライヒスリッターvol.25〜となりの元帥〜」で秋山少佐がやってたネタ。
ヴィジュアル系3人組(涼平[妖怪猟平],マコト[妖怪眞人],てんてん「妖怪点々」)
女性キャストがいない分をここで補ってます。KIBAさんの「バンド名が解っても言うなよ?」に「それは言えってことですか?」「言うなって!」に笑いました。芝居じゃピー音は使えません。脱獄コント*1は式典「ライヒス・リッターVol.20〜3年B組楠本先生〜」で、「ヤスるぞ!」というセリフは同じコントをPsycho le cemuとのコラボ「元帥・DAISHIの生きててよかった」で使った時に天崎少将が(多分)アドリブで言った名セリフ。
永滝元太郎[銀河警察音楽隊隊長]
銀河警察というよりは町の交番のお巡りさん的な雰囲気が良い感じ。目立ちにくい役の中「な・が・た・き!」と連呼しただけあって目立ちました。
三上史剛[ビビビのねずみ男],矢崎まなぶ[こなきじじい],加藤学[一反もめん],藤川三郎[ぬりかべ],武田浩二[ゲゲゲの鬼太郎
メイクの関係もあってちょっと解りにくかった方々。矢崎さんだけは体型で解りやすかったけど。殺陣を見逃しがちだったので無茶苦茶悔しい。
立川志の吉[落語家]
観るのは初めてです。キュートなルックスにちょっと騙されそう(笑)。下ネタと寒すぎる小咄でメンバーに一斉にドン引きされるシーンが楽しい。パンフでの「最近あった嬉しいこと」での「私の大師匠、立川談志に初めて"志の吉"と名前を呼んでもらった。7年かかった」にホロリ。
最鋭輝[ム〜ディスト]
志の吉さんと共に「この人たち、どう見たってピン芸人だろう!」と元帥に言われるのを聞いて「あ、そういえばそうか」と一人で凄く納得しました。いや、ムーディストって人に説明しにくいじゃないですか。最鋭輝さんが薔薇を渡すお客さんを「メルシー小町」というんですが、この呼び名に会場がどよめいてたのに笑い。
なすび[ランプの魔神]
今回、1番名前が知られてて1番びっくりされたキャストです。しかし「電波少年」を1度も見た事ないため、元ネタがよく解らない私…。元帥がラジオで言ってた通り、なにげに鍛えたボディをしてらっさる。メタルさんとハダカで並んでみてくれないかしらと思ったり。
//www.geocities.jp/e_harako/">原子英介,武智,登立太郎(ホーンセクション)[銀河警察音楽隊]:主にサイコの曲にホーンが入ってました。最後の「MEGATRON」だけは皆さんも振りで参加…が、動きがアヤシくて明らかに前の人を見ながら、でも一生懸命振りをやってるのが微笑ましかったです。客出し時にロビーでBGM的に演奏してくれてました。大混雑してなければ間近で聴きたかったんですが…。
???→秋山祐[かさかさオバケ]
名前の出なかったキャストが一人。誰?(秋山少佐…じゃないよね…? ←秋山少佐でした。6/16補足)



使用曲:(演奏は全てGargoyle with 銀河警察音楽隊*2
Psycho le cemu(VoはYURAサマ、マコト、てんてん他):激愛メリーゴーランド,彼女と古時計,grotesque,聖〜excalibur〜剣,Murderer・Death・Kill,MEGATRON-UPPER VERSION-,春夏秋冬
Gargoyle:神風ギャング団〜自爆遊戯, HALLELUYAH *3,ガキ帝国,他
マコト:ハーメルン 涼平:ゴシックパーティースピードセッション てんてん:午前3時 最鋭輝:カモナ・マイ・ムード(アコギ)
今回、観た場所が悪くて音がしっかり聴きとれなかったのが残念。
曲の前振りになるセリフから曲に入り、ボーカルの後ろで殺陣があったり場所を移動したりと舞台が進行するという演出でこれはなかなか良かったと思います。ただサイコの振りを中途半端な覚え方をしてるためにうっかり振りに気を取られ、せっかくの殺陣とかを見逃しがちだったのが悔しいです。振りをバッチリ知ってるか、あるいは全然知らずに振りを諦めてればそんなこともなかったと思うんですが。
その他、映像にitv24、小道具協力に劇団☆新感線のインディ高橋さんの名前がありました。


一応「ロックミュージカル」なんでしょうね、これは。…でもなんかこの括りに気恥ずかしさを感じてしまうのは何故。
今回1番オイシイとこを持って行ったのはGargoyleだと思います。極端な話、プロモーションビデオならぬプロモーションステージと言っても良いんじゃないかと。
恐らく権利問題で映像化はムリなこの舞台、見逃した部分やもう1度みたい部分、じっくり観たい部分がたくさんあり、せめてもう1回くらいは観たかったです。
東名阪4公演が終わったらステージでのストーリー通り、本当の自分の世界・厳しい現実に戻らなければならないYURAサマ。ラストシーンではそれを想って涙ぐむファンも多かったようです。
「自分も頑張る。みんなも頑張れ」
最後にそう言ったYURAサマは、きっとまるで頑張ってないみたいに頑張るんだろうなと思います。


追記:6/16にオフィシャルでキャストの発表があったので配役追記しました。

*1:大元はドリフ

*2:判る限りで。

*3:サウンドチェック時にやったんじゃないかと