OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

陰陽座 全国ツアー2005年夏「臥した龍の睛を點せ!」 E.L.L

−セットリスト−
靂/龍の雲を得る如し/彷徨える/不知火/鬼ころし/甲賀忍法帖/月花/蛟龍の巫女/組曲義経」悪忌判官〜夢魔炎上〜来世邂逅/卍/火車の轍/我が屍を越えて行け/en.1 焔之鳥〜鳳翼天翔/梧桐の丘/式を駆る者/en.2 陰陽師/がいながてや/en.3 鬼斬忍法帖/悪路王


平日とはいえ夏休みもあってか今日はソールドアウト*1してます。2年前のライブですでにE.L.Lをソールドさせてるんだから、もっとキャパの大きい会場に変えて欲しいんですけど。ただ名古屋でE.L.Lより大きいハコだと確実に音が悪くなるんですよねえ…。困ったね。
アルバム「臥龍點睛」通り、「靂」(かみのふるめき)でスタート。「不知火」では終盤、ベースの音が消えたので何事?と思ったら瞬火さんのストラップが外れてました。びっくり。
今回キーボードサポート参加のアベさんは衣装はメンバーと同じく和装でしたが金髪短髪なので彼単独で観る分には良いんだけど、黒髪長髪集団の中じゃやっぱ浮いてるなーと。以前サポートしてくれた特撮の“エディ”三柴理はまるで古武道家のようで黒の上下が凄く似合ってましたっけ。
MCで招鬼王子が緑色の衣装が多いという話から、緑繋がりで愛知万博モリゾーキッコロについての王子所感。
モリゾーは目つきがやらしい。同じ緑ならキッコロよりピッコロの方が好き」
モリ・コロファンを敵に回すような発言ですな。…いやそれより瞬火招鬼が並ぶと身長差と目つきでモリゾーキッコロに見える、と私は激しく思ったんですが(笑)。「陰陽師」の招鬼ボーカルソロの部分を聴くとやっぱり瞬火さんと兄弟だなあと思います。普通に弾いてるとこを観る分にはあんまり兄弟って感じじゃないから。
組曲義経』」はさすがに長くて少々聴き疲れました。いつもに比べてMCが少なめだったのはこの曲で時間を喰うのを考慮したんですかね。
「我が屍を越えてゆけ」は「♪もう離れたくない 異郷の町で」の部分を「♪もう離れたくない 名古屋の町で」にして歌ってました。マシンガンズの「German Power」みたいに会場ごとに変えて歌ってるんでしょうか。しかしこの曲、アルバムで聴いた時メジャーキーのポップ系な曲だったのはびっくりでした(タイトルからして絶対マイナーキーのハードな曲だと思ってたから)。いや、堀江美都子&こおろぎ’73*2の曲が嫌いなわけじゃないんですけどね。「舞いあがる」や「醒」と曲調が同じ過ぎてちょっと、とか思ったり。


いつも通り盛り上がる陰陽座のライブなんですがどうしても感想は「良かった」といつも同じになってしまいます。ただ「臥龍點睛」が今までの中じゃ1番アタマに入らないアルバムだったとか、男性客が増えてノリがヘドバン主体じゃなくなってきた*3というつらさが正直あったりしますが、楽しませてくれることには文句つけようがないです。「安定してる」というのは無論誉め言葉なんだけど、それが続き過ぎて最近それでは物足りない、「意外性」とか「衝撃的」な刺激がそろそろ欲しい、と思うのは私が贅沢なんでしょうか。


チラシに(株)エンターテインメントワールド主催のユーロ・ツアー「百の鬼が欧州を行く」の案内がありました。5泊7日のAコース(全3ライブ鑑賞)が成田発298,000円、3泊5日のBコース(2ライブ鑑賞)が成田発229,000円とのこと。申込は8/29必着締め切り。
…行きたかったけどね…。

*1:ちなみにE.L.Lの定員は500。3年くらい前にTAKUIが550でソールドさせた(当時の最高)記録がある

*2:仲間ウチではそういうジャンル名になっています

*3:対バンの関係もあって以前はヴィジュ系女性ファンが多くて逆ダイとかもありました