OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

DRAGON FIST 18 〜呑んだくれツアー〜 HOLIDAY NAGOYA

出演:宿イラズ[Vo.江村行正(ex.J+Jenius) Gt.KENTARO(Gargoyle) Ba.TOSHI(Gargoyle) Dr.SHINGO(ex.JURASSIC)] / オルガスム[Vo.大将(BURGLAR/Suicide Squad) Gt.TADAMITSU(PINK MACHINE) Gt.SHINYA(GALEON) Ba.BIN(VOLCANO) Dr.KATSUJI(GARGOYLE)] / おじぎ草々[Ba.&Vo.天野鳶丸(グルグル映畫館) Gt.&Vo.服部真人(駄菓子菓子/ex.バーベル) Dr.ツルマル(ex.SEX-ANDROID)] / Vellselk


初めてのNAGOYA HOLIDAYでした。場所も行きやすいしかなり期待してたんですが、うーん、かなり不満が。
まず入場の手際の悪さに閉口。整理券順の入場を厳守してくれるのは正しいと思います。でも雪が降ってる外で待ってる客だっているのにトロすぎる。もっとテキパキとスピードアップ出来るはず。あと入場済みチェックのために手の甲にスタンプ押すのはどーなの。簡単に消えるものじゃないし、凄くイヤ。スタンプ押さずに済むようなシステムにしなさいって。
そしてロッカーは「カギ無し」という役に立たないものがデンと据え付けてあります。最初から無いならまだ諦めもつくのですが、ロッカーに荷物入れて安心して身軽に観たい人間にとってこんなバカバカしいものありません。
ドリンクカウンターはアルコール種類が多いのは嬉しいんですが、缶類だけならともかくこれだけカクテル類があるのにそれを一人でこなすのは無茶です。かなり待たされてイライラします。
フロアはキャパ150くらい?(ハートランドよりやや小さいかな?)小さいけど段差もあるし観やすいし、音響も悪くはないと思いますがやや照明が足りないんじゃないかなあ。最近ELLが多いからそれに慣れちゃっただけかしら。
そんなわけで、今のままだったら行きたくないハコのかなり上位に来ますね、HOLIDAY。せめてロッカーだけでもなんとかして下さい。


Vellselk
デス系なのは個人的にちょっと苦手なんですがハードロックなメロディラインは結構良い感じ。ヘドバンあり、咲き有りと、この手のバンドは客がいてこそ面白いですな。



★オルガスム
しょっぱなからドラムの響きが全然違っててさすがKATSUJIさんというか、こういう音じゃない反応しなくなってる自分はもう引き返せないのかと思ったり。
X JAPANの曲を演ったのですが、「紅」のシンギンではかろうじて声が聴こえたくらいだし、「X」でのXジャンプも皆控えめ。90年代のロックシーン、ヴィジュアル系はさっぱりな私も同様です。新感線の「レッツゴー!忍法帖」で池田成志さんが歌った「紅の×」ならワタクシ、完璧なんですけど。
多分、X JAPANを知識として知っててもリアルタイムで観た人ってほとんどいないんじゃないなあと思ってたら近くのお客さんから
X JAPAN、連れられて観に行ったよー、小学生の時」
なんて会話が聞こえてきました。X JAPANも遠くなりにけり…。



宿イラズ
ワタクシ的にはかなりオイシイメンバーなのでかなり楽しみにしてたバンドです。
が、その実態は乾杯するための歌、呑むための歌、呑んで悔いたり悔いなかったりする歌しかないという、ひたすら飲んだくれるためのバンドなのでした(笑)。…ええもう、とっととドリンクチケットを使い終わってたのをこれほど悔いたライブはありませんでしたよ。知ってたらちゃんと手元に用意しておいたのに。人がうまそーに呑んでるのを観てるだけなんて辛すぎます。
しかし飲んべえにはドリンク代を消費させる危険なバンドですね。
TOSHIさんの「ドンペリ入りまーす!」(ホントにドンペリなのかどうかは知りませんが)は本気で呑みたかったです。
SHINGOの宿イラズのちょっといい話。
大阪からの移動中、前を無人で走っていく単車に仰天!後ろを確認したらライダーが倒れてて(自損で事故っていた)メンバーは救助に向かい、M、KENTAROさん、TOSHIさんは救急車を呼んだり後続車を整理したり。SHINGOはやることが無かったので(?)ちょうど降り出した雹が倒れているライダーにかからないないようにと「ハードゲイでーーーす!」なポーズで覆い被さってあげてたとか(笑)。



★おじぎ草々
全員和服です。…眼鏡に着流しに胸チラは反則だと思うのですが(どんなルールですか)。
天野さんによると初老バンドとして「趣味悠々」に出るのを目指すとかなんとか。でもすでにもう団塊世代のギターやバンド再ブームとか言われてるから無理だと思うなあ。
曲はグルグル映畫館の「君と僕との彼岸の唄」などをやってました。
服部真人が夏から駄菓子菓子に加入したのは知ってたのですが、鶴丸倫久が10月でSEX-ANDROIDを(音楽性の違いで)脱退してたのは知らなかったです。