OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

劇団☆新感線 「犬顔家の一族の陰謀」(マチネ) 東京サンシャイン劇場

劇団☆新感線 2007年夏休みチャンピオン祭り「犬顔家の一族の陰謀 〜金田真一耕助之介の事件です。ノート」
冒頭のミュージカルシーン観て、とうとう劇団四季にケンカ売っちゃったか、と思った(笑)*1
この舞台は全編が市川崑監督の映画「犬神家の一族」をなぞってますが、この映画はTV放映すると必ず観てたくらい好きだったので、すみずみまで笑かせてもらいました。
オープニング映像をスクリーンとキャストを上手く組み合わせて映画風のクレジットを作ってたのはさすが。
新感線の凄いとこは映像と組み合わせるのが上手いとこだと思うんですが、終盤の追いかけっこの生中継も凄かった。なんか当初はあのシーンを「VTRでしょ」と思った人もいたらしいですけど、ロビーを駆け抜けて場内に入ってくるタイミングを合わせるのとか考えたらその方が凄い面倒じゃん。私、今回は場内に戻ってくる入り口近くの席だったので、木野さんたちが駆け込んでくるの見て「うわーライブだ、すげー」とちょっと感動。
木野さんといえば、なんかもう本家「犬神家」に出ても良いんじゃないかという大物女優(市川監督の金田一シリーズは出演者の中で1番の大物女優が犯人)っぷり。
「ケロヨン」で撃沈(笑)してたけど。つかアドリブでのうろたえっぷりが可愛い。
来年還暦?信じられん…。
あと最近自分的に人気上昇中なのが右近さん。歌ってる姿が素敵すぎる。それがたとえ、ほぼまっぱでも(笑)。
トランスフォームとかデスノートとかラストで「おかわり駅」の文字が1コ落ちて「おわり」になるとか、拾うとこが多すぎる。新感線観るたびに言ってるけど、やっぱ2〜3回は観たいよー。


パンフレットがいいですね。…これ、うっかり汚しても気付かないかも。
同封されてる新感線文庫「金田真一耕之助の冒険」が凄い。これは角川文庫にケンカ売ってるわ*2
大森望が真面目に解説つけてるし*3、『新感線文庫発刊に際して』とか文庫目録まで隅から隅までキッチリやってます。

しおりまでついてるんだーと感心してよく見たら『おしりとしてお使い下さい』って。
…すいません、誤った使い方してました…。


*1:リスペクトと言うには…(笑)

*2:リスペクトと言うには。その2

*3:いやある意味真面目じゃないんだけど