OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

犬神サーカス団 「桜散る中」レコ発記念ワンマンツアー ell.SIZE

本日ELLでは「if」で梶永大士&楠本柊生ell.FITS ALLではenter brainのイベントに花少年バディーズ、そしてSIZEは犬神。
頼むから「身内」バンドで客取り合うのヤメテ。


・大阪の一斗缶事件
今、巷を賑わしているこの猟奇的事件、「夏の日」の前振りでこの話が出たんですが明兄さんが知らない、と言ってみんなびっくり。事件のあらましを説明してもイマイチ驚きの少ない明兄さん。「一斗缶の中で生きてるの?」
…その発想は無かった。


・「桜散る中」をこの時期に出すことになった理由
凶子ちゃんが明兄さんに訊いたら「人間の進化はホヤに…」と凄く長そうな話になって、凶子ちゃんに話をぶった切られ結局理由は解らず終い。
本当は桜が散る時期に出すことになってたのが、カップリングの「あなたがもしも」の歌詞が時期的に危なすぎてストップかけたんじゃ?と思ったり。


・ジン兄の今日のお店
おばけショップ。風呂掃除をする暇がないジョニーにはあかなめ、悪夢に悩む凶子ちゃんには獏を安価で売ってました。そんなものはインチキだと指摘する明兄さんに世の中はみんなインチキなんだよと答えるジン兄。
そのあとなんで「愛のメモリー」を熱唱する流れになったんだっけ…。


・怖い話
ジン兄によると「人工妊娠中絶」の謎の声事件はマスタリングまで何も入ってなかったのに、プレスしたら入ってたんだとか。
そんな恐ろしい逸話のあるシングル「人工妊娠中絶」は廃盤だけどアルバム「グレイテスト・ヒッツ」に入ってるから買ってねとのこと(ただし物販には2枚しかない)。
ジョニーのホテルでの怪音事件(オチあり)、明兄さんの怖そうで怖くなかった田舎のおばあちゃんちの話と続き、トリの凶子ちゃんの「見えてるんだろおじさん(ジョニー命名)」の話は結構怖かった。これで1曲作れるんじゃないの?


・楽屋おじさん
今日はELL、FITSとも身内バンドがやってるという話から、ジョニーは将来楽屋を訪ねて話をするだけの楽屋おじさんで食べていくのが夢らしい。そのうち興行予定に「楽屋おじさん※出演はありません」って書かれるそう(笑)。
凶子ちゃんが「今日、ミネムラがキメ顔の写メを送って来てさ〜」とバディーズのミネさんの名前を出したら、客席の反応の薄いこと薄いこと。今日もミネムラ、名前だけでもすべったね!(帰りがけに彼を見かけ、思わず噴いたのは内緒だ)


・ほいっ!ほいっ!
物販のタオルの宣伝で凶子ちゃんがツボにハマって死ぬほど笑ってたんだけど、後ろにいてよく見えなかったんで何がおかしかったのかサッパリ。


・メンヘラ
凶子ちゃん曰くメンバーヘラヘラの略。



レコ発ツアーですが2曲しかないのでセットリストは新旧織り交ぜ、久しぶりの曲も聴けたりして嬉しかった。昔の曲だと「廃墟の街」が凄く好き。リズムが珍しいのとサビでベースライン下げてく展開の曲って好きなもので。
犬神の曲って歌詞は人の道を外れまくってるけど、曲のコード進行とかは音の道のど真ん中通ってるというか凄くオーソドックスだから聴きやすい。
もしこれでメロディやリズムも吹っ飛んだ作りだったら、本気で気持ち悪くなるんじゃないかしら(いやいっそのこと、徹底的に不快感を追求する曲とかも聴いてみたい気がするけど)。


−セットリスト−


真夏の夢/光と影のトッカータ/夜行列車/鬼畜/廃墟の街/夏の日/兄の病の特効薬は死臭漂う血の池地獄のような人肉スープの形而上学/時は来たれり/桜散る中/あなたがもしも/口裂け女伝説/人面疔/生霊/ディストピア/この世の終わり/メメントモリ/犬神天国〜念仏峠/ドグマの呪い/en1. かわいい音頭/ビバ!アメリカ/華麗に舞え!/en2. 籠の鳥/白痴