OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

firstcell 10周年記念祭 『Beautiful years』 川崎CLUB CITTA'

★出演:GargoyleSEX MACHINEGUNS/宇宙戦隊NOIZ/ADAPTER。/電脳オヴラアト/バーベル/犬神サーカス団/KING/サムライダイナマイト【Vo.加納摩天楼(有名人)/Gt.HIRO(La'cryma Christi・Libraian)/Gt.aiethe studs・highfashionparalyze)/Ba.TETSU(MUNIMUNI)/Dr.ササブチ ヒロシ】
☆サブステージ出演:最鋭輝/太平洋ベルト/CUTT/前田一知


13:45スタートという長丁場。タイムテーブルは当日、会場内にて発表あり。





★KING
−セットリスト−*1
TEN-ROU/Maximun the GENELIC/透明人間/恋はハリケーン/KINGWAY/Cannonball
トップバッターはKING。最初から飛ばします。
アルバム6枚のうち半分はファースト・セルから出しているので、ファースト・セルが無かったら今のKINGは半分しかなかったらしいw。
久しぶりに「透明人間」聴けたんでちょっと嬉しい。




犬神サーカス団
−セットリスト−
桜散る中/一ツ目小僧/平成デモクラシー/華麗に舞え!/犬神天国〜ロックンロールファイヤー
犬神の事務所、オフィス・キンメダイは5年目。事務所やFCの運営など、ファースト・セルに訊きまくってきたとかで、これからもよろしくとまだまだお世話になる気満々の模様。
ジョニーは右目に眼帯姿。ものもらいがまだ治ってないのかな?しかし眼帯学ラン青年ってなんかコスプレのジャンル(?)みたいだ。
セトリはちょっと地味目な印象。
ところで犬天の後に来る曲は「赤い蛇」「白痴」「爆走All Night Long」といったヘドバン曲が定番で、犬天の「ヘイ!」というコール&レスポンスの後はウルトライントロクイズ状態というか何が来るかいつも身構えるんですが、「ロックンロールファイヤー」の場合一小節のブレイクの後すぐに「ロック!」で拳を上げなきゃいけないのでさらに超ウルトラドン!(古い)
ワンマンならこの「ロック!」でわりとみんな拳が上がるんですが、今日はさすがに上がる人がまばらでなんか寂しかったなー。




太平洋ベルト
サブステージに登場。バンドなのにあらかじめ「※バンド演奏の予定はございません。」と注意書きが出てても(Guのツージーが不参加のため)、まあベルトだからねえと普通に納得。
内容は吉川さんがイベント直前まで行ってた北海道旅行の写真をスクリーンに映しながらの思い出トークtwitterで毎日レポが上がってましたが、バイクで北海道走り回るなんていいよなー。バイクがカブってあたりが吉川さんだけど。
写真は吉川的VOWというか、北海道ならではの看板や光景、網走とつけると何でも怖くなるとか、ナイスな目のつけどころな写真満載で面白かった。
ホンさんはちゃんとトークに加わってたけど、けまりちゃんはモニョモニョ喋るもんだから何言っててるんだかわかんなくてボケても拾ってもらえないあたり、相変わらずだなと。




★電脳オヴラアト
ついこの間復活したと思ってたら、いつのまにか10月で解散が決定してたんですね。
何度も観たバンドなんですが、どうも電脳はね…音楽的にもなんだけど、トモロウもいらんこと言わなきゃいいのにとか、なんか最初から最後まで合わなくて。
でも1つだけ、バンド名は好きだったな。




★ADAPTER。
福助が髪切って初めてのお披露目。私的にはメトロノーム時代の凄い短髪だった頃の印象が強いのでこれでも長いとか思っちゃうんだけど。
髪が短いとヘドバンした時に長い時より多めに頭を振ってしまうため首を痛める、という話には納得。




☆前田一知(ゲスト:犬神情次2号)
グルグル映畫館の休止後、トークイベントなども多い兄貴。今回はジョニー(すっぴん)を招んでの昭和なCM映像について語ります。
松田聖子が「ロックンルージュ」で歌詞を間違えた時の映像の可愛さに萌えまくってる兄貴、会場の客はそんな兄貴に萌えるという(笑)、客との視点のズレが兄貴トークのいいところ(?)。
アニメ「ときめきトゥナイト」のエンディングがエロいというネタ、そーか、昭和男子はあれで盛り上がれるのか。




★宇宙戦隊NOIZ
39日連続ライブの4日目。当然まだまだ元気に動き回ってましたが、この調子で最後まで行けるんでしょうか。怖い。
久しぶりに観たらツインボーカルの曲が多くなってた。こういうのも面白いかも。
本日はAngel-TAKAの誕生日だそうでGargoyleのKATSUJIと一緒だとか。
…そういばAngelっていくつなの?NOIZも結構長いから実はかっちゃんとあまり変わらなかったりして?w
いつものように後ろに下がってファン含めて観てましたが、途中で後頭部から出血したお嬢さんがお友達と一緒に自力脱出してきたのにはビビりました。あれだけモッシュ起きてたら怪我は付きものかもしれませんが、くれぐれもお気を付け下さい。




★バーベル
−セットリスト−
前略、燕/どこへでも行けるクツ/異形/斬る!!〜N.Y.Dのテーマ/辻斬りハーレー/他力本願/葛城にて
08年9月に無期限活動休止して以来の復活、そして解散となる今日のライブ。このために今日はここまで来ました。
まずは川嵜正人(Vo.Gu)、末房央(Dr)、手島新(Gu)、梶原大介(Ba)という活休時(テッシーは活休と同時に脱退)のメンバー登場。カワサキくんは上は黒皮ジャンなのに下は豹柄ハーフパンツという(本人も言ってたけど)すんごいミスマッチな格好(※後で気付いたんだけどあのハーフパンツは「火の玉スナイパー」の頃の衣装か?)。
2曲のあと、服部真人(Gu 03年3月脱退)、村上智基(Ba 06年7月脱退)の旧メンバーに交代。twitter等で旧メンバーも出演と聞いてましたが感無量。
服部さんがヴィジュアルも衣装もスタイリッシュ過ぎて(笑)観客の意表を点いたというかドン退きというか、「誰!?」みたいなざわめきがあって笑った。考えてみたらバーベル後期のファンは彼のこと知らないのか。
「辻斬りハーレー」からテッシーたちも戻って来て6人編成バーベルで沖縄の知り合いから贈られたという沖縄銘菓ちんすこうをバラまきまくり。結構前にいたのに全然取れなかったぞ。
最後はやはり「葛城にて」。この曲は普通にCDで聴いてても泣きそうになりますが、正真正銘最後の曲となってはもう泣くしかない。


バーベルを知ったきっかけはファースト・セルから発売されたオムニバス「きわもの達の快楽」(これに収録されている「夜は昼に続く」が実は1番好きだったりする)。和で骨太な歌詞に幅広いメロディの曲が凄く好きでした。
が、いろんな要素が重なって06年に観たライブを最後に足が遠のいてしまいました。
時々思います。
もし楽曲の要だった服部真人が脱退してなかったら。
もしファースト・セルから離脱せず、馴染みのある対バンイベントでもっと観ることが出来てたら。
もし「バーベル」という名前ではなくもっとインパクトのある名前だったら。(「大切なのは、インパクトだぜ」)


解散も同様の活動休止となり何の区切りも付かないまま「終わって」しまったのは、自分が選んだ結果なんだから仕方ないと思ってたのですが。
なので今日、こうしてちゃんと最期のバーベルを「バーベル詰め合わせ」みたいなセットリストで観られたことは望外の幸せでした。
ライブで観られなくなっても、これからもまた「葛城にて」で涙ぐむと思います(そして何か人任せな時には「たりきほんがん、たりきほんがーん♪と口ずさむのだ)。
お決まりのカワサキ締め台詞「おととい来やがれ!」が危うく無しのまま終わるとこでした(笑)


カワサキ曰くfirstcellのfirst sell(オムニバス、Gargoyleのアルバム以外でという意味と思います)になるアルバムがこれ。次に出した「ライトに生きるな、ヘビーに死ね!」と合わせて名盤だと思ってます。


火の玉スナイパー

火の玉スナイパー





☆最鋭輝(with 最鋭輝隊(服部真人・谷口幸城・犬神ジン))
最鋭輝隊(今回は当て振り)を従えて登場したモッキーは衣装はグループサウンズだけど髪はリーゼント。一瞬「このロカビリーなひとは誰」とか思ったw 1曲目は「ストライプの伝説」であと何やったっけ。
途中で衣装を着替えたマットも合流。さっきのバーベルと同じ人なことに周りの人が驚いてた。




★サムライダイナマイト
今日の出演者の中で唯一完全初見のバンド。HIROとかaieとか参加してて余計にどんなバンドなん?と思ってたらボーカルが見覚えのある衣装で出てきて「完全な毒を要求する」で始まったんで、ああコピーバンドなのかと。
声は凄く似てるんだけど、アクションがKIBAさんの3分の1くらいなあたりがコピーしきれてなくて残念。演奏陣は素晴らしかったけど、こちらも衣装つけてくれてたら面白かったのに。
最期に本家KIBAさんがこっそり登場というモノマネ番組みたいなことやってました。




☆CUTT
ラジオやら何やらで個人的にはお馴染みなので、とっくに観たと思ってたらSHAME、ORCA、CUTT個人としてもライブでは初なのでした。自分でも意外。
アコギでSHAMEの曲も含めて3曲。相変わらずキレイな歌声だな〜と思いつつ、疲れと足の痛みでちょっと意識が飛んでました…。




SEX MACHINEGUNS
サポートギター:ドラゴン・スー
−セットリスト−
みかんのうた/ANACONDA/愛人28/桜島/German Power
この夏は名古屋でライブが無かったせいでなんだか久しぶりなマシンガンズ。あんちゃん髪長くなったなー。でもその辺のメタルの人(いやメタルの人なんだけど)みたいなので真ん中分けはヤメテ。
ファースト・セル10周年という話からSHINGOが
「あんちゃん、10年前何してましたか」とすごーくマヌケな質問(笑)。
「…ライブしてたよ」
「ああ、あの頃忙しかったですもんね」
ぶは。言うてはならんことをw
今はライブ外のとこが忙しいと強調するあんちゃん。バーベルの「他力本願」のサビをサラリと歌ったら
「あんちゃんもついに俺の力を必要とする時が来ましたか!」
いやもう。相変わらず墓穴堀りトークスキルがハンパないシンゴ。でも墓穴は掘るだけで入らない(笑)。
けんちゃんはスティックアクションが観てて楽しい。
あんちゃんが(事務所を)10年やったらバンドをたくさん集めてチッタでイベントが出来るんですねなんて言ってたけど、さてさて50歳の安藤弘司にそれが出来るかな〜☆
せっかく身近にいい先輩がいるんだから、オフィス・キンメダイを見習ってもっと勉強させてもらいなよー。




Gargoyle
もうここまで来るとゴールまであと2キロ…みたいな状態になってて、アタマ振るので精一杯でセトリ覚えるの無理だった。
フラフラしながらも「Halleluyah」はやっぱ気合い入るな。
誕生日のかっちゃんは本日をもって40代に突入。17歳からGargoyle在籍23年目ですって。凄いよなー。
彼の学校の行事の都合でライブ組めなかったとかいう昔話を聞いたことあるけど、KIBAさんが語る彼はいまだに少年のままみたいな印象。6歳上のお兄さんからするといつまでたっても子供扱いなのかしら…ってKIBAさん(&TOSHIさん)、今年46か。てことは犬神の明兄さんもだね。みんなカッコよく年取ってますな。
30代最期の砦、KENTAROさんは39歳なので来年6月でGargoyleは全員40代に。
最期の砦はもろい…(笑)。




★アンコール(出演者全員)
−セットリスト−
上を向いて歩こう/完全な毒を要求する
半分くらいの出演者はメイク落としてるのでもう観客みんな、「どこ!?」「誰!?」の嵐でまともにMC聞いちゃいねえ(笑)
そんなカオス状態で「上を向いて歩こう」1曲で終わりと思ったら、誰だったか「『完全な毒を要求する』をやりましょうよ!」とKIBAさんに提案してやることに。
アンコールで全員登場は嬉しいけど正直、「上を向いて歩こう」と「オブラディ・オブラダ」と「グリーングリーン」はもうおなかいっぱいなので、こういう締めの方が嬉しい。


今日はどのバンドも盛り上がっていいイベントでした。私としてはバーベルに尽きますが。


きわもの達の快楽

きわもの達の快楽



思えばGargoyleを観るよりこのアルバムの購入が先でした。つまり私的にはGargoyleよりファースト・セルのつきあいの方が長いことになるのね。
今回のようにGargoyle、ファースト・セルの周りは好きなバンドが多いので、主催イベントはいつも嬉しいし楽しいです。
10周年おめでとう!そしてこれからもよろしく!