OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

TAKUI TOUR 2004 [VIVA! LA ROCK ON] 〜VIVA! X'mas NIGHT〜 ダイアモンドホール

なぜかクリスマスになると名古屋にやってくるTAKUIです。
「24日は予定があるから行けません♪」というファンレターをたくさんもらったとか。
「別にカップルで(俺の)ライブに来てその後ホテルにしけこめばいーじゃん」
…相変わらず直球な男だ。
名古屋はいつも良い盛り上がりだけど、今回の客の入りはかなり寂しかった。日が悪いとはいえ、動員落ちてる?
クリスマスソングは「ホワイト・クリスマス」「サンタクロースがやってくる」「ジングルベル」「ラスト・クリスマス」をカバーとして唄ったり自分の曲の間奏に組み込んだり、あとアコギで(多分即興で)ぽろっと洋楽をやったんだけどタイトルが聴き取れなかった。*1
反応が薄くて「みんなの洋楽の知らなさにびっくりしました」って。
…かなりムッカリきたよ、私は(-_-メ)。


TAKUIは相変わらず上手い。けど最近はライブを観るたびに腹が立って仕方がない。
1番の理由はオーディエンスに歌わせすぎること。
「カモン!」「シンギン!」と客を煽るようになったのは多分2002年夏の「CHUNKY SEVEN GOD TOUR」以降だと思うんだけど、ツアーごとにそれが激しくなっていって今回もシンギンさせずにTAKUIがフルで歌った曲が3曲あったかどうか。
確かに観客も参加してこそというタイプのライブもあるしそういうのは大好きですよ。でもひたすらみっちりと聴きたい、ボーカルの圧倒的な音圧に浸りたいタイプのミュージシャンやライブもあるのです。
私は歌いたくてTAKUI観に行ってるんじゃないのよ。
歌わせるのは「これ」という曲の「ここぞ」という時だけでいいのに…。
3年前、初めてELLに進出したライブで客電が点いた後も2度目のアンコールを求めて「アンコール!」と叫び続けていた観客がクロージングSEとして流れていた「mother sky」に合わせて合唱し始めました。泣きながら唄っている子もいたあの光景が私は忘れられません。
客の方が歌うのを我慢出来なくなるようなライブ、TAKUIはそういうライブをしてたはずなのにな。


あとバックの音が薄すぎ。前ツアーはキーボードも入ってたのでそう思わなかったんだけど、バック3人だけというのは音量的、技術的にもなんか物足りない。野山昭雄プロデュースだった頃のギター2本でやってた曲を1本で聴くのは少々寂しい。…きついこと言えば1本足りないせいだけじゃないと思うけど。
それにしても3人とも変なヘアスタイルだなー(笑)。
それから以前のライブでも気になってたんだけど、TAKUIの物言いにムッとすることがよくあります。前出の「洋楽の知らなさに…」とか、現ドラマーを誉めるのはいいけどそれは仮にも一緒にやってきた前のドラマーたちに対して失礼な言葉なんじゃないかとか。
TAKUIの歌以外のところで、ちょっとづつ気持ちが冷めてくのはつらいなあ。


来年2月にシングルを出す予定で昨日マスタリングが終わり、本人曰く「今までのセルフプロデュースの中で最高の出来!!」とのこと。そのあとアルバムのリリース、ツアーの予定もアリ。

*1:「ポリスの…」と言ってたような。結構長いタイトルだったから「Every Little Thing She Does is Magic」とか…??うーんわからん