OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

The Darkness 「JAPAN TOUR 2006」 ダイアモンドホール

3年ほど前にネットカフェで「I BELIEVE IN A THING CALLED LOVE」のPVをたまたま観てポカーン。
「絶対バカだ、こいつら…」
バカみたいなヴィジュアル、バカみたいなファルセット、バカみたいな高低差のある楽曲、バカみたいな歌詞、バカ(みたい)なPVと、もうバカおっけーぐーで私のハートを鷲掴み。
※おバカなPVはオフィシャルで観られます(こちら。特に「IS IT JUST ME?」は最強)


さてライブ。
「暗闇の貴公子」(貴公子つーよりバカ殿だと思うが)とか「悪のはびこるロック界を正すためにやってきた愛の戦士」(なんじゃそら)というよく解らないキャッチフレーズを持つ、ザ・ダークネスのウルトラハイパートーンボーカリストジャスティン・ホーキンス
その実態はキーボード漫談師でした(笑)。
ジャスティンの調子は悪くなく、声もちゃんと出てました。まあもうちょっと丁寧に歌ってもいいんじゃないかなとは思ったけど(ライブだからというわけではなく、CDでもあんな感じだけど)、歌ってギター弾いてキーボード弾いてMC喋りまくってと大忙しです。…今日ほど英語がわからんのが悔しかったことは無いね。
ジャスティンはちょこちょことお遊びの曲を入れてましたが、笑ったのは「Blind Man」だったかな?途中でスティービー・ワンダーの「I just call to Say I Love You」になってた。
ベースのリッチー・エドワーズがボーカルを取ってのAC/DC「Highway to Hell」も盛り上がりました。
ジャスティンの弟、ギターのダン・ホーキンスはフロントにいるからそれなりに目立ってたけど、ドラマーのエド・グラハムはびっくりするくらい黙々と地道に叩いてました。あれほどアクションの無いドラマーも珍しいような。
洋楽だからと変に肩に力を入れたりしないで、気楽に楽しめたライブでした。
ダークネスには真面目になったり、路線変えたりせず、このままバカやってて欲しいです。