OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

Pearl Drums 60th Anniversary Super Live - 5 Days ROUND 5 - METAL POWERS 東京・SHIBUYA-AX

出演:ANTHEM/SEX MACHINEGUNS
パール60周年のファイナルイベントです。当日券無しのソールドアウト。


SEX MACHINEGUNS
−セットリスト−
食べたいなめたい危険地帯/BURN〜愛の炎を燃やせ〜/ドラムソロ〜JAPAN/HEAVY METAL THUNDER/愛人28/みかんのうた/桜島/German Power
ANCHANG曰く「活動停止期間中のプチ再結成」ライブです。
「BURN」で終わりなんじゃないかと思えるくらい、しょっぱなから気合い入ってましたねえ。
「JAPAN」の頭にサイパンのドラムソロが入ったのは嬉しいのですがそれだけ〜?とちょっとがっかり。昨日は各ドラマーのバリバリな見せ場があったので今日も凄く期待してたのに。
歌詞の出だしは「♪パールは好きか、JAPANのミュージシャンなら〜」になってて観客から歓声。ミュージシャンじゃなくてもパール好きですよ。還暦は伊達じゃないよね。
そういえばサイパンが上半身脱いでたのは珍しかったなー。前ドラマーは着てることの方が珍しかったけど(笑)。
「愛人28」は鬼のように速くて、歌と弦がズッコけるんじゃないかと聴いててヒヤヒヤしました。「German」はパールパワーのやりすぎでサイパンのケツからドラムが出ました。
こういうイベントはラフなカッコのことが多いのに、今回はカメラ撮りがあるためかフル衣装。
「いつもならもっと暗いから(今日はカメラが入ってるためライトが明るかった)ANCHANGでもカッコよく見えるのに」
というリーダーに
「誤魔化しきかないですもんね!」
とスパッと切り捨てたサムライ様が素敵。


★ANTHEM
−セットリスト−*1
ONSLAUGHT/BOUND TO BREAK/EMPTY EYES/OVERLOAD/REVENGE/OMEGAMAN/GOTTA GO!/NIGHT AFTER NIGHT/RUNNING BLOOD/WILD ANTHEM/en. DEMON'S RIDE/THE VOICES
予習する余裕がなかったので曲はさっぱり。考えてみると、アンセムの名前はマシンガンズを知るよりずっと前から知ってたんですよね*2。ただし、洋楽でなく邦楽だと知ったのはマシンガンズを観るようになってからですが。
MCでマイクを両手持ちする英三さんがラブリーでした。さすがアイドル歌手(笑)。
英三さんを観るのはアニメタル以来。…確か、お嬢さんが受験の年だったっけ(笑/MCで「金がないから都立だよー」とか言ってたなー)。
そんなふうに名前とメンバーと音の知識が私の中でずっとバラバラだったアンセムがようやく今回、こういうイベントで初めて一致したというのがなんか感慨深いです。
ただカッコいいし(あんまりヘドバンはキレイじゃないけど)凄いし嫌いじゃないんだけど「ああやっぱりな」というか、思ってた以上の衝撃とか楽しさは無かったなあ…。
始まる前にアンセムファンが「7:3であっち(マシンガー)なんじゃね?」と話してるのが聞こえたのですが、始まってみたらマシンガーも先輩バンドに敬意を表してか凄く良いノリだったので良いイベントになりました。でもアンコールはアンセムのみでセッションは無しと判るとみんなあからさまにテンション下がってた(笑)。まあANCHANGと柴田さん、お互いに「セッションとかイヤ」とか言ってましたからねえ。仕方ないね。
カメラクルーは昨日も入ってたので、5DAYSとも撮ったんでしょうか。テレ朝系で放送されるのかなー。


昨日の「ROUND 4 - MASTERS」でひろさんがPRISMの演奏(速くて変拍子)の後に「36歳を過ぎると曲が遅くなるものだけど」みたいなことを言ってたんですよね。今日は36過ぎてもスローテンポに敢然と立ち向かうひとたち(笑)のライブだったわけですが、このタイミングで活休を決めたマシンガンズのギタリストコンビがちょうど今年36歳なのを考えると、36歳というのはある意味ミュージシャン、というか人生の節目なのかなあとか思ったり。
4月のマシンガンズ名古屋ライブには満足すぎるくらい満足したのですが、あまりにも極端すぎる位置*3のため音に関しては論外なライブだったのが心残りで、このまま当分聴けなくなるのもなんだかなあと遠征してみました。
むろんこの曲数じゃ全然物足りないんですが、今回は後ろでじっくり観て聴けたしこれで自分的には区切りがつけられたかなと。
ANCHANGPANTHERの「INTRODUCTION」のツインギターをもう1度聴く日まで、なんとか生きていこうと思います。

*1:Eizo Sakamoto-愛盗人:6/4 から転載

*2:某漫画のおかげで

*3:……ぶっちゃけ最前でした