OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

犬神サーカス団「単独興行巡業〜形而上のエロス〜」 ell.FITS ALL

−セットリスト−*1
opse.今夜も呪いの幕が開く/ハイエナ/道行き/どろどろ/エナメルを塗られたアポリネール/路上/影ひとつ/海の底/花の首飾り*2feat.犬神情次2号〜三つの扉 feat.犬神ジン〜悪魔は俺だ! feat.犬神明/悪魔のように囁いて/千里眼/妄想天国/太陽を待ってる/それでも貴方に逢いたくて/犬神天国〜赤い蛇/スケ番ロック/自殺の唄/恋唄/en1. 花嫁/白痴/en2. 最後のアイドル


「今夜も呪いの幕が開く」のサビって吹奏楽の定番曲「アフリカン・シンフォニー」に似てませんか?
クロージングSEが「今夜…」の対みたいな曲だったんですが、「♪(犬神サーカス団の)テントがつぶれて逃げ出すニシキヘビ」とかの救いようのない歌詞だったような。タイトルはひょっとして「今夜も呪いの幕が下りる」なんでしょーか。
セットリスト外の曲としては「どろどろ」の間奏に「人を恋ふる歌」(「♪妻をめとらば才たけて〜」って曲です。不協和音にのせて歌ってました)が入ってたり、名古屋について聞かれた明さんが好きな名古屋のミュージシャンを「八神純子とか(古っ!)、舟木一夫とか(もっと古っ!)」と答えて「高校三年生」をアカペラで。さらに「舘ひろしとか」と続けたので「泣かないで」が来るのかと思ったら裏声でクールスの曲(さすがにこれはワカラン)が来たものだから、フロント3人が悶死(笑)。


しかし今回の単独興行は選曲は良いんだけど、点数つけるとしたらかなり辛いです。
凶子ちゃんはMCで噛みまくるのはともかく歌詞がかなり落ちちゃってました。凶子ちゃんは歌詞が抜けると棒立ちになって流れを止めちゃうんですよね。…まあそこが可愛いんですが。あと音もかなりハズしてて、もともと部分的にハズしがちだったけど(この微妙な狂い加減が逆に狂気を醸し出してるようで、昔は彼女の歌が恐かった)今回はちょっと多すぎだったような。ロングツアーで疲れが出てたのかしら。
MCで噛んで「最初っからやり直したい」とヘコたれてましたが、あれは今日の出来自体に言ってたんじゃないかなあ。
演奏の方も「そこで間違わんでくれー」というとこでミスがあったし。それと正直、明さんに(というか犬神の曲に)ツーバスは必要なんだろか?キックのセッティングが重すぎるというか、なんかいまいちクリアじゃないのがどうも気になって仕方なかった。
03年の単独興行「ロックンロール・ファイヤー」や05年「ザ・大っきい・ほら穴・ショー」の完成度、満足度が凄く高かったので、なんだか今年はちょっと残念…。


次回の名古屋ライブは7/8(土)ell.FITS ALL人間椅子と対バン。一昨年の名城大学祭以来の顔合わせですね。

*1:順番は怪しいです

*2:ザ・タイガース