ガーゴイル 20周年記念ライブ“虹遊” 横浜BLITZ

「べ、別にあんちゃんが出るから行くんじゃないんだからね！」
と、ツンデレてみたら友人に
「でも決め手にはなったよね」
さらりとツッコまれました。
まあそれはともかく。
めでたいガーゴイル20周年に大型台風もお祝いに駆けつけてくれました！
…ってなんなのこの台風は！！横浜に辿り着くのに無茶苦茶苦労したよ！
「台風いっちゃってヨカッタね☆」で済まさんといてー。
大変だったんだよ、えぐえぐ。


★オープニングアクト：Vo:ANCHANG（SEX MACHINEGUNS）／Ba:DEN（test-No.、ex.BY-SEXUAL、ex.ZIGZO）／Dr:YURAサマ（Dacco、ex.Psycho le Cemu）／Gu:白田"RUDY"一秀（ex.PRESENCE/GRAND SLUM）
−セットリスト−
神風ギャング団/完全な毒を要求する/BALA 薔薇 VARA


スーパーセッションバンドです。予想に反してANCHANGはボーカル&ギターだったのでツインギターのガーゴイルになりました。考えてみればガーゴって以前はツインギターだったんだっけ。まだガーゴイルを名前しか知らなかった頃、「Gu.与太郎が脱退」というニュースに「へー」と思ったのを覚えてます。
あんちゃんの歌は良かったな。でも「あーあーあーええ声〜♪」ってどんな発声練習ですか(笑)。「我々はここに完全な毒を要求する！」のセリフはカッコよかったけどMCは噛みまくってた。
YURAサマは1曲目でスティック飛ばしてました。「ああ〜緊張してるんやろな〜」と、ちょびっと子供の発表会を見守る親の気分。「大先輩に囲まれて緊張のあまりさらに痩せる」とかなんとか言ってましたな。
DENちゃんは髪が素晴らしく鮮やかなグリーンでびっくり。
初めて観たRUDYさんはええ声してらしてちょっとときめきました。が、挨拶であんちゃんのカミカミが伝染。あんちゃんが「RUDYさんの分も噛んどきましたからいくらでも噛んでください！」とフォロー。いやフォローなってないな。


★Gargoyle
ゲストコーラス：RUMIKO（ARESZ）／KINAKO
セトリはパス。
ステージの前幕に「ジェットタイガー」のPVが映し出され、それが終わって幕が落ちると4人が般若の面に黒の裃（よく見えなかった）を付けて勢揃い。KIBAさんが歌舞伎調な口上で挨拶した後、一人ずつ面を取って客を煽ってから定位置につき「ジェットタイガー」でスタート。
コーラスの瑠海狐たちはKIBAさんと同系統っぽいオリエンタル風な衣装で上手後ろ。曲によっては袖にはけてました。
中盤の「Gargoyleの転機になった曲」という「約束の地で」が良かった。
ステージ中央から花道が作られてて、「人の為」の時にはKATSUJIも花道まで出てきてくれて盛り上がったのは良かったんだけど、絵に描いたよーにコケてくれました。ナイスタイミングな男…。
入場者全員に配られたオリジナル団扇を「人の為」で使おうとしたら持ってない人が多数（私もだ）。「もらったよな？」というKIBAさんに「ロッカー!（に置いてきた）」という男性客のレスポンス。「（取られたりしないようにちゃんとしまっておく）そういう人はええ主婦になれる…って男か(笑)」
ファイヤーやスモークなどの特効もありましたが、客席に投げ込まれた小さな風船がつまった大きい風船にみんな夢中。KENTAROさんはギターのネックを武器に風船割ってましたが、ちょっとカッコイー。
TOSHI「RUDYさんと『（40歳になっても）40代に見えなきゃいいんだ！』と話してた」そうで、うん、それは全くその通りだと思います。
「CRAZY SADISM」でKENTAROボーカルで、KIBAギターにポジションチェンジ！ギターを構えるKIBAさんの姿に
「あれ？ギター弾けたっけ？？？」
と思ってたら、やっぱり弾く真似してただけだった(笑)。
今日は1200人入った、とアンコール時に報告。
2度目のアンコール「神風ギャング団」の時、KIBAさんは涙ぐんでた。


正直、新曲になるとみんな曲を知らないもんだから明らかにテンションが下がるのと、MCのたびに畏まってというかあらたまって話すものだからライブの流れが止まってしまい、「フルスロットル」状態が続かないのがちょっと残念だった。
でも最後の「LAST HEAVEN」の後で起きた拍手はなんだかクラシックコンサートの後のような、全観客からの純粋な「賞賛」だったと思います。


7/31追記