OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

犬神サーカス団 2008ツアー『呪恋』〜名古屋編 ell.FITS ALL

呪恋(DVD付)




−セットリスト−
opse. 祝祭の行進/夕焼け/皆殺しのララバイ/自殺の唄/地獄に堕ちた子供たち/運命/オルゴール/死に損ない狂詩曲/欲望/常世の蟲/廃墟の街/黒髪/平成デモクラシー/愛の亡霊/人面疔/光と影のトッカータ/退化/憑物/白痴/路上/en1. スケ番ロック/ロックンロール・ファイヤー/en2. 地獄の子守唄


自殺の増加が問題になった時に「自殺の唄」、無差別殺人が続く時期に「誰でもよかった」という台詞(「夕焼け」)で始まるアルバム「呪恋」を発売という、タイミングが良いんだか悪いんだかよく解らない犬神サーカス団
血と狂気にまみれた事件が起きるたびに、遠いと思ってた犬神サーカス団の世界が段々日常に重なって来るようで恐くなる今日この頃。


そんなおどろおどろしい曲とは裏腹にMCは相変わらず笑えます。
今日が地方ツアーのスタートということで、ツアーの目標ということでジョニーが
「ジン兄は衣装のネクタイが結べないので結べるようにする」
「凶子と明兄さんはケンカをしない。ケンカしたら愛の白塗り募金に100円募金すること」
って、そんな目標作らないといけないくらいケンカしてんの!?大丈夫なのかしら、この人たち…。
凶「その貯めた募金は誰にあげるの?」
情「恵まれない白塗りさんに(笑)」
凶「白塗りはみんな可哀想でしょ!…マモノさんは特に『白塗り学園』とかで…」
情「マモノさんはねえ…(笑)」
私、恵まれない白塗りと聞いて真っ先にマモノを思い浮かべたので爆笑したわ。白塗り学園とか出番が一言で終わりだもんね。
部活の話でジョニーは音楽部に在籍してたんだけど、体育会系な体質がイヤで辞めたかったのに期待されていたため中々辞められず1番嫌いだった先輩にケンカをふっかけて無理矢理辞めたとか、明兄さんは演劇部で客が5人くらいしかいなかったので人気のあった吹奏楽部に変えたんとか、ジン兄はギター同好会だったとか。
あと名古屋でこれだけは言いたいという話で明兄さんが
「コラーゲン入りに騙されるな!」
って単なる雑学だったんですが、ほほーと感心しましたよ。


曲の方は定番のメジャーシングルや犬天が入ってなくて「地獄の子守唄」からの選曲が多いという、えらく渋いセットリスト。いつもと違うパターンなのは歓迎なんですけどね。個人的には「暗黒残酷劇場」「怪談 首つりの森」「神の犬」が好きなのでその辺の曲がガッツリ聴きたいなー。
「憑物」は「憑物落とし」と称してヘドバンタイムが入ります。凶子ちゃんの煽り。
「みんな、首をつ…!振れますかー!」
…首を吊るのはイヤです…。
アンコールの「スケ番ロック」(だったと思う)のイントロで凶子ちゃんがすっ転んで(?)、姿が見えなくなりましたがなんとか歌い出しには間に合いました。左右の二人は前に出てたんで何が起きたか気付かないままだったんじゃないかな。観てる方はドキドキしたよ。
まだスタートしたばかりで凶子ちゃんは調子が良かった。本人も言ってたけどツアー最後までこの調子で行けるといいね。


翼

前座で別ユニットのAngelique(アンジェリック)をやってくれないかと期待したんですが、やっぱムリでしたか。いつ観られるのかなあ。
Angeliqueのオフィシャルサイトはこちら(http://www.angelique.bz/)。