OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

犬神サーカス団 「籠の鳥、天空を知らず」発売記念ワンマンツアー ell.FITS ALL

−セットリスト−
爆走All Night Long/皆殺しのララバイ/赤痣の娼婦/平成デモクラシー/鬱病の道化師〜この世の終わり〜父親憎悪/廃墟の街/餓鬼/エナメルを塗られたアポリネール/路上/怪談!首つりの森/瓶づめの胎児/早死するのはスターの運命/スケ番ロック/自殺の唄/退化/犬神天国〜需要供給の法則/籠の鳥/en.1 かわいい音頭/妄想天国/赤い蛇/en.2 地獄の子守唄/道行き/en.3 白痴


凶子ちゃんの前口上での「楽しんでいってちょうだいなっと♪」を久しぶりに観たわ。
小芝居なMCはジン兄が牛(肉・革バッグ)も扱うペットショップの店員さん。…ポニーサイズの牛がいたらペットショップで販売されるかも、と真面目に考えてしまった。
メンバーが語る15年の間での「貴重な体験」。

  • ジン兄:アップフロントにいたころ、ホテルで行われたグループの忘年会の時に喫煙所で五木ひろしと一緒になった。「数あるバンドマンの中でも五木ひろしと煙草吸ったのは自分くらいなのでは?」
  • ジョニー:やはりメジャーだった頃、TOKYO FMのエレベーターで女優の真矢みきと一緒になり、白塗り姿の自分たちを見てあらまあみたいな顔をされたとか。が、彼女が超有名女優と知らなかった(!!)明兄さんがおばちゃんみたいな感じで真矢さんの肩を叩いたとかで、取り巻きの方たちの空気が一瞬にして変わったという。「他人のふりしたかったけどどう見ても仲間だし」
  • 凶子ちゃん:小5の時、イカ天人間椅子を観てネズミ男な鈴木さんがあまりにも恐くて夢でうなされ、筋肉少女帯の「キノコパワー」のPVがやはり恐くて、絶対こんな人みたいにはならない!!と思ったのにこんなんなってるし共演してるし。「人間椅子筋肉少女帯がなかったら犬神凶子はなかった」
  • 明兄さん:メジャーだった頃に「Myojo」に出た。最近ではフリーぺーバー「音楽主義」にマネージャーとしてスッピンで取材された。「ホストみたい」



聴きたかった曲とか聴けて楽しかった。「赤痣の娼婦」が嬉しい。
「異形の宴」に収録されていたこの曲で初めて犬神サーカス団を聴いたのですが、凶子ちゃんの微妙に外れた音程が凄く恐かったものです。ライブや新録ではそんなこともなく安定した歌声が聴けますが、それはそれでちょっと残念だったり。
マネキンの生首を抱えての「餓鬼」は巷を騒がせているニュースを思い出してちょっとキツかった…。これだけドロドロな曲が揃ってると2曲や3曲、自分的にダメな曲(歌詞)は出てきちゃうよね。
新曲の「籠の鳥」は良い曲なのに今回何故かハウリングが酷くてめっちゃ残念。
しかし今さら「白痴」をタオル振り回し曲にしちゃうのはどうかと思うんだけどね。ヘドバン防止とか?タオル振り回してもいいけど他の曲でやって欲しいわ。


いろんな曲があることに対して「他のバンドはこんな冒険しない」って言ってたけど、確かに白塗りのロックバンドなんていう妙な固定枠にありながら幅広い曲調が楽しめる犬神サーカス団はお得なバンドだと思います。
5年前でも10年前でもこんなだったんだから、5年先でも10年先でもこのまま行ってくれるはず。この先も変わらず楽しませてくれるのを期待してます。



明兄さんが『犬神サーカス団担当マネージャー 犬神明さん』としてインタビューされた「音楽主義 #32」のWEB版がこちら(http://www.fmp.or.jp/ongakusyugi/)で読めるので読んでみた。
………誰なの、このホストは(爆笑)。
内容は凄く真面目なのにこの写真のせいでなんか凄くアヤシイ。
アキラ指名でヨロシク。



友人ゲットのジン兄ピック。