グルグル映畫館リバイバル公演 「月に行った猫〜追悼 天野鳶丸〜」 東京TSUTAYA O-EAST
出演：グルグル映畫館／大槻ケンヂ (筋肉少女帯/特撮)／吉川昌利（太平洋ベルト/exグルグル映畫館）／奇械田→（無恥鞭アナゴ）／藤銀次郎 (大日本意識革命軍 狂暴)／KIBA（Gargoyle）／犬神凶子（犬神サアカス團）／犬神情次2号（犬神サアカス團）／犬神ジン（犬神サアカス團）／犬神明（犬神サアカス團）／イチロウ（ex毒殺テロリスト）／小林写楽（FLOPPY/GalapagosS）／福助。（ADAPTER。）／リウ／ユウイチロー／YU-DAI（SEX-ANDROID）／TφRU（SEX-ANDROID）／JUNRO（SEX-ANDROID）／Cu++／団長（NoGoD）／カワサキマサト(the tissue)／最鋭輝
出演者の面子もあって久々に東京へ遠征を決意。5/25に地元ミュージックファームでの追悼公演（追加公演）もあったのですが、ファームがしんどい記憶しかないハコなものでそっちはパス。
昼間は日本ダービー観戦のために府中競馬場へ行ったのですが、時間の関係でワンアンドオンリーのゴールを見届けてすぐ渋谷へダッシュ。しんどいスケジュールでしたわ。
馬券はイスラボニータを切ったので爆死でしたよ。ははは。
兄貴の影アナで天野鳶丸による国歌斉唱の案内あり。犬神サアカス團のライブで天野さんがゲストで唄った映像が流されました。
府中でTOKIO長瀬の国歌独唱を聴いてたので一日で２度「君が代」独唱を聴くことになりましたがな。
そしていつもの蒲田行進曲で幕開け。
ステージ奥は両サイドにドラムが1セットずつ配置。中央横には白い骨箱が置かれてます。
小さくなってしまったね…。
グルグル映畫館メンバーは常時演奏でゲストは基本２曲参加。（セトリは覚えてる分だけ）
★イチロウ（Vo）
天野さんの学ランで登場はいいのですが本人曰く「衣装がパンパン。楽屋で座れない」とのこと。
★団長（Vo）／犬神情次2号（Gu）
天野さんの衣装借りたっつったら観客からブーイングがｗ。
が、1番大きいサイズの制帽を借りたら「山田」って書いてあったし、下駄はおろしたばかりのものだったそうであまり遺品価値無しだったというｗ
★小林写楽（Vo,Gu）
紙芝居ブギ/不安、来た
白塗りの写楽。彼もまた学ランを借りてたのですが袖みじかっ。
「でも天野くんもこんな感じで着てたよね」
と言われてああそういえばそうだったねえと…。
「天野くん、186cmあったから*1」
ないないｗ
★SEX-ANDROID／ユウイチロー（Dr 2曲目）
痴人の恋/ロックンロールは形而の下で
兄貴が「痴人の恋」はベースソロをゴキミくんがいつも間違うのでどうすんのかと思ったら淳朗が弾いてクリアしてたと指摘。（後に淳朗も間違えたと告っておりましたが）
雄大は「形而」が読めなくて調べたと言ってた。
『函館の巨人』と呼び込まれたユウイチローはスッピン、学ランの出で立ちで、遠目だとマジ高校生のよう。久しぶりに観ましたが変わらずパワフルに叩いておりました。
★福助。（Vo,Gu）／リウ（Ba）
14歳の斜陽/日曜日の朝
2曲目でリウがアップライトベースに変えてましたが、アップライトはやっぱかっこいーなー。
兄貴が「14歳の斜陽」のリウのベースに違和感が無いってよく考えたらレコーディング参加してたんだっけと思い出話。玉くんが抜けた頃の曲だったのね。
★Cu++（Vo,Gu）
一知兄さんはこの業界ではすっかり「お兄ちゃん」「兄貴」という呼び名が定着しておりKIBAさんにまで兄貴と言われてますが、「おにいちゃん」呼びは実弟カットくんがオリジナルと主張。そりゃそうだ。
「最低な二人」など、カットくんが唄うと歌唱法が違うせいで爽やか系というかフォーク系というか。グルグルの曲（天野さんの歌詞）ってこんな繊細な詞だったのかと泣けました。
★大槻ケンヂ（Vo）／Cu++（Gu）
オーケンのヴィジュアル観て「ウディ・アレンみたいだなー」とか思いました。
今回のイベントで自分が最年長？って言ってたけどKIBAさん、明兄さんと学年は一緒で生年は1コ下なので最年長ではないですな。
楽屋でパック(笑)してたら誰か訪ねてきたので慌てて剥がしたけど来た人はもっと白かったからパックしたままでよかったね、てな話をしてました。
思えば私が初めてオーケン観たのは「メトロノーム/特撮/ゲスト：宇宙と恐竜(withグルグル映畫館)」というイベントで、天野さんは柊生元帥とコラボしてた頃でした。
男ファンにプリクラ（ハダカで）を貼って手紙を送って来い、攻めか受けかは相談のうえ、とか言ってたぞ。
★吉川昌利（Vo）／奇械田→（Vo）／藤銀次郎 （Vo）／Cu++（Gu）→犬神情次2号（Gu）
「名古屋から来たグルグル映畫館です！」
ごく自然な吉川さんの台詞に一瞬胸にこみあげるものがあったのですが、あまりに騒がしい面子なのでそんな感傷は一瞬で吹き飛びました。
グルグル旧メンバーで旧O-EASTでワンマンをやった時、銀ちゃんは
「ついに仲間からここに立つやつらが出てきたか…」と涙ぐんでたそう。しかしその舞台裏でメンバーたちは
「（寸劇の）台詞覚えられねーーー！！」
と喧嘩＆パニック状態だったそうな。今明かされる事実ｗ
「もう骨箱に『夢』って書いちゃえ」とか言ってたけど、骨箱白いしね、確かに書きたくなる気持ちは解る。
★犬神サアカス團
二人は大人になりました/凶子のカンカン祭
ジン兄はグルグルの現メンバーが正式加入する前にサポートしてた時期があり、今回それが生かされるかと思ってたらその頃の曲じゃなかったので全然役に立たなかったとぼやいていた。
グルグルと犬神はデビュー時期がほぼ同じ。「えびす温泉」に出演した時にプロデューサーから「似たようなバンドがあるよ、一緒にやってみたら」みたいな感じでビデオを渡されたのが知ったきっかけだったそう。
凶子ちゃんは天野さんにはいろいろ文句があるようですが、いいとこもあったと思い出話（電話でのやりとり）。
「歌詞が書けないのー」
『代わりに書いたげようか？』
「兄さんたちがー（愚痴）」
『グルグルに入れたげようか？』
天野さんの役にたたない優しさが痛いｗｗ。
★KIBA（Vo）／カワサキマサト（Gu）
ブ然たり/大問題！されど快晴。
兄貴がグルグルに加入したのはKIBAさんが仲人したからだそう。
川嵜くんはバーベルで名古屋に来た際、車道Zの2マンでグルグル映畫館と出会ったんだけど、お互い第一印象は悪かったそう。
アンコール1（サブステージ：グルグルメンバー参加なし 1曲）
★黒色すみれ
奇人の愛
すみれさんたちはお着物で登場。
カットくんの時も唄い方が違うとこんなに雰囲気変わるんだなーと思ったのですが、このすみれさんの曲も素晴らしかった。
久しぶりに曲に浸った気がします。
この曲もらっちゃってすみれさんの持ち曲にすればいいのに。ダメかしら。
★犬神凶子（Vo）、最鋭輝（Vo,Gu）
物になった者
凶子ちゃんは下ネタ言わされるし叩かれるしムカつく！と天野さんをあいつ呼ばわりで文句。
それを聞いたモッキー、
「それは凶子ちゃんのこと好きだったんだよ、好きな子ほどいじめたくなるっていう…」
「天野くんが私のことを…！？///」
小学生かｗ
一方のモッキーは天野さんを誉め上手、気持ちよくさせてくれる人だったと述懐。
「それは最鋭輝さんのこと好きだったのよ！」
え、BL…！？
なんて思い出話を披露しつつ、出だしが難しいと3度くらいとちった凶子ちゃん。
歌い出してしまえばさすがの凶子ちゃん。が、途中何度も涙で声が止まる。
『あたしが今日も笑えるようにあの人ここに返してください』
…こんな歌詞をこの場で泣かずに歌うこと、聴くことが出来るでしょうか。
歌が終わって、客席はすすり泣く人が溢れておりました。
アンコール2
★吉川昌利／奇械田→／藤銀次郎
赤い花・空の青/紺碧さに誘われた子供
メインステージにグルグルメンバーも戻り名古屋組が再登場。
って遅れて登場した吉川さん、もうスッピンで帰り支度してるし！（21時にはまだ余裕ありました）
新幹線の時間が迫ってるらしい。も−。
★全員
僕はタタかわねばならない（メインVo.写楽）
出演者全員と言いつつ、吉川さんが消えて代わりになんか異形なひとが入って来てますけど。ケムール人め、ぱんつ見せんなｗ。
「今日のライブはこれまで」
で締めとなりました。
★ビデオコメントゲスト
あがた森魚
終演後、スクリーンにあがたさんのコメント映像が流れました。
「天野くん、元気でね！」
今回別のボーカリストたちが唄うのを観て改めて「グルグル映畫館という存在」がは特異だったんだなーと思いました。
天野さんは他のアーティストに楽曲提供とかしてみたら面白かったかも。
まだまだこの世界にいて欲しかった…。
こうした凄い面子が集まる機会が次はもっと楽しい理由でありますように。
