OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

ジョー・サトリアーニ コールドプレイを盗作で訴える

Joe Satrianiが12月4日、COLDLAYが「Viva La Vida」(邦題:美しき生命)で、彼の曲を盗作しているとロサンゼルス連邦裁判所に訴えた。
2004年に発表したアルバム「Is There Love In Space?」収録の「If I Could Fly」の“本質的なオリジナル部分”を使用しているとクレームしている。


Joe Satriani : ジョー・サトリアーニ、コールドプレイを盗作で訴える/BARKSニュース
Coldplay accused of plagiarism | UK | Reuters


Satrianiはmusicradar.comのインタビューで「非常に傷ついた」「訴訟を避けようとしたがCOLDLAYは話に応じなかった」「自分のもの、曲に込めた気持ちを守るためにアーティストとしてするべきことをする」と語っている。


Viva La Vida Or Death & All His Friends

Viva La Vida Or Death & All His Friends



IS THERE LOVE IN SPACE?

IS THERE LOVE IN SPACE?



2曲の検証動画「Did Coldplay copy Joe Satriani?」

確かに聴き比べるとこれはねえ…。「If」が「Viva」のカラオケみたい。
盗作騒ぎというのはよくあるけど他のミュージシャンならともかく、サトリアーニほどの人が利権絡みで訴えを起こしたりするはずないからよっぽど怒れるようなことがあったんだろうなあと思ってたら、怒るというより悲しかったみたいですね。
「If I Could Fly」は彼らしい穏やかなメロディが印象的なインスト曲ですが、上記のインタビューによると奥さんのRubinaへのラブレターとして作られたものなんだとか。思いを込めて作った曲をあそこまで軽々しく使われちゃったらそりゃイヤになるわ。
リフのパクリなんてのはよくあることで、思わず苦笑いしちゃうようなケースも多々あります。でもそれはパクられる方も聴く方も元の曲やそのアーティストに対しての敬意や愛情があると感じられるから笑ってられるんだよね。それが感じられない、意図的で商業的な匂いがするだけの曲はもう笑えないよ。
「Viva La Vida」はグラミーにノミネートされてるけど問題にならないのかしらん。