OUTBREED

日夏の名古屋を中心にしたごく個人的な音楽・演劇メモです。 最近はほぼtwitter(@outbreed_t)でつぶやいてます。

陰陽座 全国ツアー2009「三国伝来玉面金剛九尾の狐」 ダイアモンドホール

−セットリスト−*1
貘/蒼き独眼/孔雀忍法帖/陽炎忍法帖/小袖の手/十六夜の雨/相剋/挽歌/がしゃ髑髏/ひょうすべ/黒衣の天女/慟哭/組曲「九尾」〜玉藻前/組曲「九尾」〜照魔鏡/組曲「九尾」〜殺生石/龍の雲を得る如し/不倶戴天/喰らいあう/en1. SE 序曲/魔王/舞いあがる/ 卍/en2. おらびなはい/亥の子唄/en3. 悪路王


1曲目の「貘」と組曲「九尾」に招鬼王子が新兵器ギブソンのSGダブルネックを使用してたんですが、組曲の前にこれを自慢するするw。
が、「ダブルネックをライブで観たことある人(はどれくらいいる?)」と観客に訊いたら4割くらいの手が上がってたもんだから、「自分はライブで観たことないのに…」とガッカリしてました。
ちなみに私みたいにマシンガーは「そこに、あなたが...」でANCHANGがW-Hellionを使ってるのを観た人が多いんじゃないかなー。あとCIRCUIT.V.PANTHERがELLEGUNSの時にVV=W使ってたし。
まあでも「ウキウキWATCHING♡(笑)してって」と言われたのでじっくり観させてもらいましたわ。…ギターが大きいから王子がギターに隠れちゃってたけど。本人も言ってたけど兄ちゃんくらい背丈あればサマになるのにね。
兄上は「言葉はいらない」「必要ない」と言う話を長々々々々々々々々としてました。どんだけ矛盾。いっそ貧血起こして倒れたろかと。←朝礼の校長先生のありいがたいお話のごとく。
もうなんだかここまで来ると様式美のようにも思えてきます。
扇ものを3本(「舞いあがる」「亥の子唄」「おらびなはい」)もやるのはちょっと珍しかったかも。


正直、「魔王戴天」「魑魅魍魎」は曲がさっぱり頭に入らなくてですね。それに比べればかなり今回のアルバム「金剛九尾」の方が印象度は高いような気がします。
でも組曲が思ってたほどインパクト無かった。「照魔鏡」の後半のコード進行は好きなんだけど。
あと英語のCry outと引っかけてるであろう「喰らいあう」、陰陽座はこういう言葉遊びの歌詞ってあまりやらないから(やってるかもしれないけどパッと思いつかない)凄く珍しい。実際ライブでも凄く盛り上がるし今後の定番にしてもいいんじゃないかしら。


陰陽座はあまりにもカッチリしているバンドなので、どうしても自分的には「珍しい→良い」という傾向になりがち。かといって陰陽座がそのスタイルを崩したらそれはそれでイヤなんだけどさ。
すまんね、ワガママで。

*1:オフィシャルセットリスト参照