正直プロダクション提供「最鋭輝のショウボーイ・ショウガール」名古屋銀映

出演：メルシー・マジック・オーケストラ［スペシャルゲスト Rott(K-SAMA★ロマンフィルム)］/大日本意識革命軍狂暴/駄菓子菓子/無恥鞭アナゴ/新宿ゲバルト/ピノキヲ

行ってきました、銀映。
開場が15:00という早い時間の上、ストリップ劇場の開場待ちをする女の子の行列に道行く人々（大抵は近所のオジサン、オバサン）はびっくり。並んでる理由を訊く人や今日のイベントのポスターを覗き込む人も多々。
前を通り過ぎることはあっても中に入ることのないストリップ劇場、どんななんだろうと興味津々で覗いてみた銀映は思ってたより普通の劇場（無論、ストリップ劇場ならではの舞台装置はありますが）でした。観客以上に出演者が大はしゃぎでしたねえ(笑)。音響が悪いのが難点とはいえ、こういうライブハウス的な使い方は面白いんじゃないかなと思うのですが、この手のコヤの致命的な欠陥が1つ。
女性用トイレが少ない。（てゆうか、1コしかない）
うーむ、大問題。

それにしても、「売れたかったらこのジャンルはやめとけ」なバンド見本市な対バン…。
新宿ゲバルトだけ初見でしたが、他のバンドもかなり久しぶりでした。

★大日本意識革命軍狂暴
−セットリスト−*1
愛国者/青春時代/トラトラトラ/北方領土/國民乃理想
相変わらず蹴鞠ちゃんがもたくさ喋って銀ちゃんがそれにキレるというお家芸は健在。
蹴鞠ちゃんは銀映だからということでちょっぴりオトナなトークに走ろうとしましたが、見事に滑ってました(笑)。

★新宿ゲバルト
 テクノ系とは言ってもバンド名からしてハードコア系とかラウド系なのを想像してたら、思ってたよりメロディアスで声も良かったです。もし普通の格好で普通に唄ったら結構売れ線になるんじゃないのかしらん。
けどあからさまなカンペと傍らのPowerBook(機材)を交互に見ながら唄うのは(笑)。ただ銀映の音響が悪くて中音が聴こえにくいのかやりにくそうでした。*2

★ピノキヲ
前回観た時はまだサテツくんがいたのに、いつのまにかうゆにくんだけになってたんですね。
なんかえらくハイテンションで、相方のドリキャスが回り舞台でスポットを浴びる光景に「いいよねえ」と悦に入ったり、ドリキャス相手にまな板ショー(違う)したりのもうすぐ30歳。
銀映の楽屋は四畳半の小部屋がいくつか並んでるんだそうで、1バンドに一部屋だったものだから楽屋に一人きりで下宿気分だったとか。*3

世界に出荷された何千万台というドリキャスの中で、ストリップ小屋の舞台でスポット浴びて回ったドリキャスは恐らくこれ一機だけでしょう。

★駄菓子菓子
このバンドは観るたびに女樂殿の超音波ヴォイスに殺されたので苦手だったんですが、今回は音響が悪いのが幸いして死なずに済みました。音だけなら普通にハードロックで通用するバンドで嫌いじゃないんだけど。だけど女樂殿ヴォーカルじゃなきゃそれはもう駄菓子じゃないし。
聴くたびに唸ってしまいます。

★無恥鞭アナゴ
本日は総勢9名。
奇械田→,ヒモカンポス,TRANK-MAN,ハムの人,いっつみー,銀舎利一号,ジャンボ戸田,ケムール人,ホッチKiss
これだけ揃ったアナゴを観るのは初めてでした。回り舞台、あんな人数で乗ったら壊れないかな…。
少人数時でも踊狂集団としか言いようがない人たちですが、それを9人でやられたらたまったもんじゃないです。こっちも踊るしかないです(笑)。なんかもう「ええじゃないか」状態でした。楽しい。

★メルシー・マジック・オーケストラ、スペシャルゲスト:Rott
ショーガールを夢見る女と、夢か自分かと迫る男のストーリーに歌を絡めたステージでした。*4
ストリップ直前な衣装を着けたRottちゃんの磨かれて鍛えられたボディは同性から見ても素晴らしいです。ストリップポールに絡みつくアクロバティックなポールダンスは映画でしか観たことなかったんで、「おおお〜」って感じでした。これだけでも今回来た甲斐がありました。
Sexy & CuteなRottちゃんの歌とダンス、メルシーマジックオーケストラをバックにした最鋭輝さんの甘い歌声はこのステージに凄く合ってて素敵でした。欲を言えばもうちょっと最鋭輝さんに唄って欲しかったですが。
最後にステージに呼び出された出演者全員から、観客に深紅の薔薇が1本ずつ配られ、モッキーの「星屑のロミオ」熱唱で幕となりました。

本日のイベント主催の狂暴・藤銀次郎大元帥は後ろで最鋭輝さんのステージを観てて思わず涙ぐんだとか。
「みんな、今日はええもん観たな！」
うん。ええもん観させてもらいました♪
(3/6追記)